誰でも目標を決めたら、その目標を「最短」で達成したいと思うのではないでしょうか。ビジネスにおいて「最短・最速」で成果を出すには「守破離の原則」と「モデリング」をうまく使っていく必要があります。
今回は、「守破離とモデリング」について解説していきます。
松岡幸助
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守破離の原則とは
守破離とは、「武道や芸術において、修行における過程」を表した言葉です。
かの有名な千利休(せんのりきゅう)が残した「守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」という言葉から引用されたものと言われています。
修行においては、師匠から教わった「型を徹底的に守る」ことから始まり、その型を身に着けたあとは他流派の型など組み合わせ、自分にあった型を模索し、「既存の型を破る」ことができるようになります。
そして、技を極めることができたら、「型にとらわれず、型から離れる」ことで新たな流派が生まれるという考えです。
【千利休の言葉】
「教えを守り続けながらも、いつしかそれを打破り、離れていく事も大切であるが、そこにある基本精神は忘れてはならない」
【無着成恭(むちゃくせいきょう)の言葉】
「型がある人間が型を破ると『型破り』、型がない人間が型を破ったら『形無し』」
(十八代目中村勘三郎の座右の銘としても、有名。)
モデリングとは
モデリングとは、「真似る」ことです。守破離で言えば、「守」にあたります。
モデリングに似た言葉に「パクる」というものがありますが、どう違うのでしょうか。
「パクる」とは「盗むこと」つまり、「盗用」です。
盗んであたかも「自分の作品のように」売り出すことを盗用といいます。
一方で、モデリングとは「模範する」ことです。
うまくいっている人の「型」をマネて「学んでいく」ことがモデリングですね。
モデリングの基本精神にあるのは「尊敬」です。
師匠に弟子入りできるのは、師匠を心から尊敬している人だけです。
敬意をもって、うまく行っている「型」を研究していきましょう。
ビジネスに「守破離」と「モデリング」を当てはめる
ビジネスにおいて、守破離を当てはめると、どのようになるか考えてみましょう。
守:メンターの教えを忠実に実践できる
破:メンターの教えを分析し、他のビジネスと組み合わせることができる
離:新しいビジネスの創造
ビジネスにおいてもまずは「型」となる、尊敬できるメンターを見つけましょう。
「モデリング」の基本は「尊敬」であることを考えると、メンター選びも変わってきます。
目に見える数値的成果だけでなく、人間的に尊敬できるかどうか?ときちんと見極める必要があります。
なぜなら、あなたがメンターを心から尊敬し、信頼していないと「型」通りに実践できないからです。
尊敬していない人から言われたことを全て受け入れることができますか?
ビジネスで望む結果を出していくには、「言われたことは全て必要なこと」と受け入れ、実践していくことが重要です。
初めから、自分流にやってしまう「形無し」になってしまうということを覚えてきましょう。
最後に
今回は、ビジネスで成果を出していくために必要なマインドである「守破離の原則」と「モデリング」について解説しました。
型どおりに実践するには、何度もインプットとアウトプットつまり「試行錯誤」を繰り返し行っていくことが重要です。