ブログを始めたばかりだと「自分なんかが文章を書いていいのか?」「自分の文章に自信がない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
私もブログ始めたての頃は、ワードプレスの「公開」ボタンを押すときは心拍数が上がりましたし、「本当に大丈夫か?」と心配で、何度も見直していました。
今回は、ブログ初心者が自分の文章に自信をもつために「文章力を鍛える方法」をご紹介していきます。
「GDTの法則」を使って文章分析を繰り返すことで「人の心を動かすライティングスキル」が身についていきますよ。
松岡幸助
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目次
ブログ初心者が自信をつけるには「ライティング」を学ぶしかない
自分の文章に自信をもつためには、「知識武装」と「練習」しかありません。
スポーツでも仕事でも、「体系的な知識」と「練習の積み重ね」が「自信」に繋がります。
「体系的な知識」×「練習の積み重ね」=「書く自信」
※「0(ゼロ)」は何をかけても「0(ゼロ)」、練習だけではダメ。
さて突然ですが、私は「自信がないけど、行動できるひと」がビジネスで成功すると思っています。
「自信がなくて何も行動できない…」じゃなくて、「自信がないからこそ、動き回る」そうやって失敗を糧(かて)にしながら、螺旋階段を毎日少しずつ上に登っていくと「思ってもみなかった人生」になると確信しています。
とは言っても、「失敗とは何か?」「読者の心を動かす文章は何か?」の答えを知るには、「コピーライティング」を学ぶしかありません。
「コピーライティング」と聞くと、セールスライティング(商品を売るための文章)の専門家であるマーケッターの学問であり、ブログには関係なさそうに感じますよね。
そして、「小難しく、どこか取っ付きにくい印象」もあります。
ところが、「コピーライティングの理論」は「人を魅了する文書のエッセンス」が体系化されたものであり、自分や他人の文章を分析する上で非常に役に立つツールになります。
理論に基づいた「知識」を身に着けながら練習を重ねることで、自信に繋がるのではないかと思います。
分析ツールにできる「GDTの法則」とは
「コピーライティング(セールスライティング)」とは、「文章で人の心を動かす」ことです。
「人の心はどんな言葉で動くのか?」それを知るには「人の欲求」を分析する必要がありました。
「GDTの法則」とは、マイケル・フォーティンが提唱した「人間の欲求を細分化」したものです。
元々は「3×3(スリーバイスリー)ヘッドラインルール」と呼ばれていました。
「ヘッドライン」とは「見出し」のことですね。
「3×3ヘッドラインルール」は、売れる文章の見出しには「3つ人間の目標」と「3つの人間の欲求」、「3つの人間の本性」を含んでいるという法則です。
GDTの頭文字で始まるそれぞれの欲求レベルにはさらに「3つの要素」が含まれており、9つの要素をより多く文章に取り入れることで、読者の反応率(訴求力)が上がります。
Goal(ゴール)
Goal(ゴール)とは「3つの理性的な目標」をまとめて表した言葉です。
原文:「To make or save time, effort or money」
和訳:「時間、努力、お金を作るまたは節約すること」
人は、「時間も努力もお金も少しも無駄にしたくない」、「できる限り最小限の犠牲で大きな成果を得たい」という理性的な欲求があるということです。
私はこれを「ネガティブな動機」と呼んでいます。
なぜなら、積極性がないからです。
「損したくない、ラクしたい、今のままで得したい」これって現状維持の考えですよね。
誰もがこのように思っていますが、そんなに都合の良いものはありません。
ところが、「Time」「Effort」「Money」の欲求をゆさぶるようなコピーに人々は反応します。
時間の節約:「たったの5分で~、できます」
努力の節約:「ワンクリックで、簡単にできます」
お金の節約:「実質無料です。返金保証もあります」
Goalの要素を入れる時は、「機能的価値」に着目すると良いでしょう。
Desire(ディザイヤ)
Desire(ディザイヤ)は「3つの感情的欲求」をまとめて表した言葉です。
原文:「lust, greed or comfort」
和訳:「欲望(愛や性的な)、強欲(富や名声)、快適さ(苦痛からの開放)」
Goalと違って積極的な感情なため、私は「ポジティブな動機」と呼んでいます。
「今の自分から変わって、新しい自分を手に入れたい」変化を望む欲求です。
この感情的欲求を意識したコピーの例は次のようなものがあります。
性的欲求:「人生で1番美しい私に…。男たちが振り返るほどの…。」
承認欲求:「高層マンションの最上階で…。有名企業からひっぱりだこの…」
逃避欲求:「満員電車に乗ることなく、嫌な上司と顔を合わせる必要なく…」
Desireの要素を入れる時は、「感情的価値」を意識するといいですね。
Teaser(ティーザー)とは「3つの本能的欲求」をまとめて表した言葉です。
原文:「curiosity, scarcity or controversy」
和訳:「好奇心、希少性、論争(反社会性)」
頭で考えるのではなく、「本能的に」興味を惹かれるのが「ティーザー」の要素です。
人間は、好奇心に本能的に逆らうことができません。
「チャンスを逃すこと」に敏感な生き物です。
そして、本能レベルでは「常識を覆すヒーロー(反社会性)」を望んでいます。
好奇心:「誰もが見落としている◯◯な方法で~…」伏せ字(◯◯って・・・?)
希少性:「先着10名様限定!今だけ特別価格!このページを閉じたら、二度とうんぬんかんぬん…」
反社会性:「まだ、サラリーマンで消耗してるの?世の中のエセ成功者達を一掃したいと…」
GDTの法則をどう使えばいいのか
「GDTの法則」は、自分の文章(タイトルや見出し)を見直すとき、そして、他人のコピーを分析するときに役に立ちます。
日常の中で目にするコピーには、胡散臭いものもあれば、つい気になってクリックしてしまうこともあると思います。
その「ついクリックしてしまうとき」に「なぜ自分の心が惹かれたのか」を分析しましょう。
「GDTの法則に当てはめて、どの要素が入っているか?」考えてみて下さい。
そうすることで、文章力(コピーライティングスキル)は少しずつ育まれていくと思うのです。
GDTの法則で重要なことは、G<D<Tの順番で人間の欲求は強くなるという事実です。
これは当然ですよね。「人は決断したあとに、理由を見つけている」という人もいます。
本能的欲求に近づくほど、理屈ではなく「直感的に」人は行動を起こすものです。
しかし、その行動を正当化するのに「Gの要素」も「Dの要素」も重要なことに気づくでしょう。
まとめ
今回は、ブログ初心者が自分の文章に自信をもつために「文章力を鍛える方法」として「GDTの法則を使って文章を分析する」ことをご紹介しました。
アウトプットの質を高めるためには、「質の高いインプット」と「繰り返しの練習」がどうしても必要になります。
数学の問題を初めて解くときに「公式に当てはめて計算すれば、正しい答えを導き出せる」ように、「理論・理屈」を理解する前にまずは使ってみることも大切です。
使っていくうちにその公式の意味や凄さがだんだんと理解されていくものだと思います。
そして、私たちは、1人の人間が何十年もかけて(人生をかけて)導き出した公式を「たったの数分で」利用することができることに感謝し、積極的に使っていきましょう。